長江中流域にある湖北省宜昌市の三峡ダムでは、4月中旬から今年1回目の生態系を整える取り組みが行われています。

位于长江中流区的湖北省宜昌市三峡水库，从4月中旬开始实施今年第一次生态系统治理工作。

これにより、魚類の自然繁殖が促進され、主流と支流で共に魚類の繁殖の増加が観測されています。

由此促进了鱼类的自然繁殖，主流和支流都观测到鱼类繁殖的增加。

この取り組みの期間中は、三峡ダムの水位の変化幅が0.8メートル以内に抑えられてきました。

在这个活动期间，三峡水库的水位变化幅度被控制在0.8米以内。

これは、コイやフナなどの自然繁殖に適切な水位とされています。

这是适合鲤鱼和鲫鱼等自然繁殖的水位。

水利部の関係責任者の丁勝祥氏によりますと、三峡ダムの放流量をコントロールして水位の低下幅を小さく維持することで、魚類の浅い水位での産卵と正常な孵化を保障でき、孵化率を高められるということです。

水利部相关负责人丁胜祥表示，通过控制三峡大坝的放流量，保持水位下降幅度较小，可以保障鱼类浅水位的产卵和正常孵化，提高孵化率。

いまのところ、ダムの主流と支流では魚類の産卵が増えており、人工の巣では大量の魚卵の付着が観測されました。

目前，水库的主流和支流中鱼类的产卵正在增加，人工的巢中观测到大量的鱼卵附着。

さらに、今年5月中旬から6月上旬にかけてのいずれかの時期に、ダムの下流に生息する浮性卵の魚類を保護するため、連続での放流を行い、一定の水位を保つことで、その産卵を促進する予定だということです。

另外，在今年5月中旬至6月上旬的某个时期，为了保护在水库下游生活的浮生蛋的鱼类，计划连续放流，保持一定的水位，促进其产卵。